『大人のための読書の全技術』(齋藤孝) ― いのち短し読書せよ大人
はじめまして!扇町みつると申します。今日からブログを始めます。よろしくお願いします。
読書のきっかけ
昨年夏、中学からの親友がこの世を去った。
ガンと診断されてから5年、抗がん剤や放射線治療などを受けながら戦ってきたが、ついに力尽きた。
そのあたりの事をnoteの方で綴っていたのだが、書いていて分かった。
私は知識が無い。
特に文章を書く上で大切な言葉の知識が無い。
学生時代はそこそこの成績ではいたけれど、考えてみたらそんなに…というかほとんと読書をしていなかった。
積極的に読書すべき時期にほとんどしてこなかったのだ。
過去を後悔してもしょうがないけれど、この先私だっていつ何があるか分からない。がんにだってなるかもしれないし、事故や災害に巻き込まれて人生終わってしまうかもしれない。親友を見送ってつくづくそう感じた。
そこで積極的に読書をすることにした。
何を読もう、そうだ読書の本を読もう!
しかし、ただダラダラとページを捲っていてもしょうがないと思い、まずは読書そのものについて書かれている本を読むことにした。
そうして手に取ったのが「大人のための読書の全技術」(齋藤孝/KADOKAWA)。
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本書には、インターネットで簡単に情報が手に入る中なぜ読書が大事なのか、精読の方法、速読の方法、精神面への効果などについて書かれていた。
特に、精読について書かれている章では音読を推奨している。
中でも惹きつけられたのが、
読書には二つのやり方があります。
一つは自分が楽しむための読書です。とにかく読んでいる時間を楽しむための読書で、たとえば、情報や知識を得ることを楽しむということもその中に含まれます。
もう一つは、読書によって何らかの武器を得ることを目的にした読書。つまり、アウトプットを意識した読み方です。
アウトプットを意識した読み方。
ただ自分で、1冊読んだ、2冊読んだと満足するよりも、人様に、この本はこうでした、ここがオススメですよと説明するつもりで読むほうが身につくのではないかと思い、このブログを始めた。
若い頃、積極的に身につけようとしなかった教養やアウトプット力を鍛え、親友の分まで生きていくために。
今年は積極的に読書をしようと思う。