みつるの読書部屋

いのち短し読書せよ大人!

『眩(くらら)』(朝井まかて/新潮社) ― 光と影の美しさ

『眩(くらら)』(朝井まかて/新潮社)感想。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(東野圭吾/角川文庫) ― 複雑に絡み合うご縁の糸

こんばんは、扇町みつるです。 ここのところ『中原の虹』(浅田次郎/講談社文庫)を読んでいたのですが、3巻にきてちょっと疲れたので、休憩といってはなんですが『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(東野圭吾/角川文庫)を読みました。 好物の”時空を超える”モノ 私…

朝の連続テレビ小説「おしん」

こんばんは、扇町みつるです。 「おしん」を見たことありますか? 4月からBSプレミアムで朝7時15分から朝の連続テレビ小説「おしん」の再放送が始まりました。 www4.nhk.or.jp 本放送は子供の頃でしたし、過去にも再放送はありましたが、断片的にしか見たこ…

『いますぐ書け、の文章法』(堀井憲一郎/ちくま新書) ― 人のために書くということ

こんばんは、扇町みつるです。 文章を書く、とは? みなさんは、普段文章を書いていますか? おうちではブログや小説、仕事場では報告書や企画書など…。 プロの物書きじゃなくても、文章を書く場面は結構ありますが、それらを書くときに気をつけていることは…

『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書) ― 苦手だった中世史を照らす光

こんばんは、扇町みつるです。 ちょっと時間がかかりましたが、やっと読み終わった『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)。 とっつき辛かった日本中世史 日本史の中世の時代というと、皆さんは何が浮かぶでしょうか。 私は、武士、鎌倉幕府、守…

令和元年、私はここで、生きている

こんばんは、扇町みつるです。 元号が変わりました。 昨日はなんだか大晦日じゃないのに大晦日のような感じの気分になり、年越し蕎麦こそ食べなかったけど、普段飲まないのにビールで乾杯なんかしちゃったり、プチ年越しといった感じでした。 ※元号またぎ御…

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その6

こんばんは、扇町みつるです。 第5講 鎌倉仏教と蒙古襲来 「実践!東大読書シリーズ」第6弾。 今回は、蒙古襲来で日本の仏教界はどうなったかというお話です。 蒙古襲来とえば、武力が関わることじゃないの?仏教関係あるの?とも思いましたが、大いに関係あ…

文章における漢字の含有率問題を考える ― どうせやるなら辞書片手に

漢字を多用する人はコンプレックスの塊!?

『散歩のときに何か食べたくなって』(池波正太郎/新潮文庫) ― 古き良き名店ガイド

『散歩のときに何か食べたくなって』(池波正太郎/新潮文庫)感想。

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その5

こんばんは、扇町みつるです。 第4講 武家政権の展開 「実践!東大読書シリーズ」第5弾。 今回は、武士はどのように生まれ、政権を取り、どうなっていったのかという流れについてです。 ※バックナンバーはこちら↓ mougibook.hatenablog.com mougibook.hatena…

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その4

こんばんは、扇町みつるです。 第3講 日宋・日元貿易の展開 「実践!東大読書シリーズ」第4弾です。地味にきついけど頑張っていきます。 ※バックナンバーはこちらです↓ mougibook.hatenablog.com mougibook.hatenablog.com mougibook.hatenablog.com 遣唐使…

『なめくじ艦隊』(古今亭志ん生/ちくま文庫) ― 「いだてん」サイドストーリー?

こんばんは、扇町みつるです。 『なめくじ艦隊』(古今亭志ん生/ちくま文庫)読了しました。 本書は、志ん生が語った半生をお弟子さんが文字化したものです。口述筆記というやつですね。 ものすごく貧乏だったのに、悲壮感が感じられずあっけらかんと語られ…

氷河期世代として一言申す

こんにちは、扇町みつるです。 今回の記事は読書のものではありません。 定期的にトレンド入りする”氷河期世代” Twitterのトレンドに氷河期世代とあり、またかと思いました。 数ヶ月に一回はニュースで取り上げられ、Twitterのトレンドに入る。大体まぁどの…

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その3

こんばんは、扇町みつるです。 第2講 院政期の政治と社会 「実践!東大読書」シリーズ第3弾。『中世史講義』第2講です。 ※まだの方はこちらからどうぞ↓ mougibook.hatenablog.com mougibook.hatenablog.com mougibook.hatenablog.com 今回は、以前読書したお…

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その2

こんばんは、扇町みつるです。 第1講 中世史総論 先日から始めた「実践!東大読書」シリーズ第2弾、『中世史講義』の第1講を読みました。 ※まだの方はこちらからどうぞ↓ mougibook.hatenablog.com mougibook.hatenablog.com 目次を見るとどの章も20ページ前…

『志ん生の食卓』(美濃部美津子/アスペクト) ― シンプルだけど飽きない定番メニュー

こんばんは、扇町みつるです。 今日は日曜日、大河ドラマが放送されるはずなのに…なんとお休み! そういえば昨年の「西郷どん」も2〜3回放送されない日がありましたね。大河ドラマ制作の現場にも働き方改革の波が来ているのかもしれません。 落語とは無縁だ…

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その1

こんばんは、扇町みつるです。 先日読んだ『東大読書』をせっかくなので実践してみようと思い、早速始めることにしました。 mougibook.hatenablog.com 『東大読書』の方法で 『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読んでみようと思います。 ま…

『東大読書』(西岡壱誠/東洋経済新報社) ― ボーっと読書してんじゃねーよ!

こんばんは、扇町みつるです。 読みたい読みたいと思っていた『東大読書』を読みました。 私の頭とは遠い遠い世界にいる東大の学生さんがどういう読書をしているのかという興味や、せっかく本を読むのだから、その知識を出来るだけ吸収したいという思いから…

令和の世界に行かれない愛しき友を偲んで

みなさんこんばんは、扇町みつるです。 国文学由来の初元号 今日は新元号の発表がありましたね。中継は見ましたか?私は仕事でリアタイでは見られませんでした。 元号は今まで中国の古典を参照して決めていたそうですが、今回、初めて日本の古典が参照された…

『わたしの台所』(沢村貞子/光文社文庫) ― 時代を超えた丁寧な暮らしのバイブル

沢村貞子著、『わたしの台所』感想。

映像が先か、原作が先か…

あなたは、原作を先に読みますか?それとも、映像作品を先に見ますか?

このブログの起源 ― びぎにんぐ・おぶ・「みつるの読書部屋」

このブログの起源について。

『院政 もうひとつの天皇制』(美川圭/中公新書) ― 上皇の変遷を辿ろう

上皇について学ぶ第二弾!中公新書の『院政』を読む。

『増補 史料大成 台記』(藤原頼長/臨川書店) ― 萌えの源泉

推しが書いた日記について思いを語る。

『人物叢書 藤原頼長』(橋本義彦/吉川弘文館) ― 悪左府(あくさふ)藤原頼長

藤原頼長について熱く語る!

『上皇の日本史』(本郷和人/中公新書ラクレ) ― 上皇の歴史は日本の歴史

『上皇の日本史』(本郷和人/中公新書ラクレ)を読んで現代の上皇について考えた。

『花のれん』(山崎豊子/新潮文庫) ― 上方お笑い界の基礎を作った女太閤

吉本興業創立者吉本せいをモデルに描かれた小説『花のれん』(山崎豊子/新潮文庫)の感想。

『宦官 側近政治の構造』(三田村泰助/中公新書) ― 王朝に仕えた異形の秘書

『宦官 側近政治の構造』(三田村泰助/中公新書)感想。

『夜明けのブランデー』(池波正太郎/文春文庫) ― ホッとする骨休めエッセイ

『夜明けのブランデー』(池波正太郎/文春文庫)感想。

『福翁自伝』(福沢諭吉/角川ソフィア文庫) ― さすが一万円札さん

『福翁自伝』(福沢諭吉/角川ソフィア文庫)感想。