みつるの読書部屋

いのち短し読書せよ大人!

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その6

こんばんは、扇町みつるです。

第5講 鎌倉仏教と蒙古襲来

「実践!東大読書シリーズ」第6弾。

今回は、蒙古襲来で日本の仏教界はどうなったかというお話です。

蒙古襲来とえば、武力が関わることじゃないの?仏教関係あるの?とも思いましたが、大いに関係ありました。

※バックナンバーはこちら↓

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その5 - みつるの読書部屋

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その4 - みつるの読書部屋

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その3 - みつるの読書部屋

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その2 - みつるの読書部屋

【実践!東大読書】『中世史講義』(高橋典幸/五味文彦/ちくま新書)を読む その1 - みつるの読書部屋

『東大読書』(西岡壱誠/東洋経済新報社) ― ボーっと読書してんじゃねーよ! - みつるの読書部屋

 

鎌倉時代になったら鎌倉仏教が真言宗や天台宗などの旧仏教に取って代わったと思いきや、旧仏教はまだまだ現役だったようです。

 

第5講の要約

チンギス・ハンにより遊牧部族を統合して建国された元が日本に二度に渡り襲来した。鎌倉幕府は武士を動員し備えたがその一方で神仏への祈祷にも力を入れた。仏教界では鎌倉時代以前からある真言宗等の旧仏教が主流だったが禅僧や律僧、念仏者も次第に増え南宋との交流をしながら次第に成長していった。

中世史講義 (ちくま新書)

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文章における漢字の含有率問題を考える ― どうせやるなら辞書片手に

こんばんは、扇町みつるです。

今宵は読書からちょっと離れた記事です。

離れた、といっても、文章に関することなので少しは関係してるかな。

 

適度なひらがなで読みやすい文章を

近年、漢字だらけの文章ではなく、適度に開いて(ひらがなにして)読みやすい文章を心がけましょうという風になってきています。

でも、”この文字は開かないといけない”という明確な線引きはありません。文章を書く個人や、メディアなどの団体ごとにある程度決められているといったところでしょう。

ビジネスの場においても、たとえば取引先とのメールなどにおいても、そういう風になっていると思います。

 

先日は有難う御座いました。

予めご了承下さいます様、宜しくお願い致します。

 

会社にもよるかもしれませんが、最近はここまで漢字だらけになってしまうとビジネスのメールだとしても少々堅苦しい印象を持たれてしまうのではないでしょうか。

 

参照サイト↓

www.billionplan.com

それでも漢字を使う人々

このように、出来るだけ漢字を開きましょうという風潮の中、漢字を多用するのはどういった方面の人たちでしょうか。

私の予想を挙げてみます。

 

・作家:小説などの作品の雰囲気を演出するため。

・中二病の学生:大なり小なり一度は皆さん通ってる?

・ヤンキー:夜露死苦!

・コンプレックスを抱える大人:自分は頭がいいんだと見せるための演出。

 

思いついたものはこのような感じです。あと、”戦前の軍人を気取りたい軍装レイヤー”など。

作家さんについては、”この作品はこのくらい漢字を入れる”と線引きをした上で執筆するのだと思います。作品によって変わってくるのでしょうね。

ヤンキーの漢字の使い方はちょっと独特なものなのであまりよく分かりませんが、中二病とともに一過性で落ち着くのではないかと思います。

 

最後の「コンプレックスを〜」は少々厄介ですね。私も身に覚えがあるのですが、自分に自信が無いときはよく漢字を多用していました。

では今は自分に自信があるのかといえば「そうです!」と言えたものでもありません。

ただ、今はそのように演出したとしても、かえって自信のなさを見破られてしまうんだと思い、考えを改めました。

 

といっても、自分の中のガイドラインが定まっているというわけではありません。今書いているこの文章をざっと読んでみても、ちょっとまだ漢字多いかしらと書きながら感じています。

 

最終的には個人のポリシー

中二病だろうとヤンキーだろうと、自分に自信がなくて自己演出しているのであろうと、個人の自由です。

読みやすさ云々よりも、それぞれの信念にしたがって書けばいいです。

ただ一つだけ思うのは、どうせ使うならば、しっかりと辞書を引いてキメなよ。ということです。

たとえば、

 

明日はフォロワーさんと吊るんでイベントに行きます。

 

????

多分これ、意味的には「連るんで」なんでしょうね。

こういうボロが出てしまっているのを見かけると、”頭のいい俺様”や”戦前の軍人っぽさ”を出そうとして化けようとしているのに、しっぽが丸見え状態で哀れに思えます。

 

どうせやるならトコトンやりなさいよと。

予め調べてきっちりと意味に沿った漢字を使いなさいよと。

私は此の様に思います。

大人の文章術

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