令和の世界に行かれない愛しき友を偲んで
みなさんこんばんは、扇町みつるです。
国文学由来の初元号
今日は新元号の発表がありましたね。中継は見ましたか？私は仕事でリアタイでは見られませんでした。
元号は今まで中国の古典を参照して決めていたそうですが、今回、初めて日本の古典が参照されたそうです。その古典は、
『万葉集』です。
于時初春令月 氣淑風和（時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ）
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といっても、平成はあと1ヶ月残っています。明日から「令和」というわけではありません。
新年度が始まりバタバタするでしょうけど、終わりゆく平成を思いながら過ごすのもいいかもしれません。
令和に行かれない人
皆さんは、この元号のニュースをどなたと見聞きしましたか？
恋人、配偶者、お子さん、ご両親、お友達…それぞれだと思います。
ご家族や親しい方々、皆さんはそういう方々と令和を迎えられそうですか？
私は昨年、中学生の頃からの親友を亡くしました。肺がんでした。
がんが見つかった時には転移もあり、手術はしませんでした。抗がん剤と放射線治療で5年闘い、昨年の夏にお星様になりました。
アラフォーという歳で、高校生の子供と両親を残して旅立った親友はさぞかし無念だったことでしょう。
告別式で荼毘に付した時、親友のご両親の小さな背中を見ていました。
私は一時期うつ病で死にたいと思った時期があり、飲んではいけないものを飲んだりして、両親にはかなり心配をかけました。
もうそういうことはしてはいないものの、親より先に旅立つということがどういうことか、それをはからずも親友の死で目の当たりにし、病気は不可抗力だとしても、自分の手で両親にこれは絶対させてはならないと誓いました。
令和の世界には行かれない親友の分まで、自分なりに令和の世界を生きようと思います。
かしまし三人組
中学高校時代、私・親友・そしてもう一人の親友の三人はとても仲良しで、卒業後、就職したり結婚・出産したりそれぞれの道を歩みながらも連絡を取り合い、折々で飲んだりして大人になってからも仲良くやっていました。
なんの疑問も無く、私たち三人はみんなおばあちゃんになるんだと思っていました。
でも違った。
人生、年齢順ではないと言いますが、本当にその通りだったのですね。
私たちは女子校に通っていたので、学生時代はこのような感じでした。
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不思議な力も不思議な冒険も無かったけれど、三人で楽しく過ごした学生時代でした。
悲しみを抱えながらも、新しい時代に一歩踏み出します。
みなさんも、身体に気をつけて行きましょう。
