『増補 史料大成 台記』(藤原頼長/臨川書店) ― 萌えの源泉
こんばんは、扇町みつるです。
頼長が記した日記
前回語った藤原頼長は、『台記』という日記を記しています。
前回紹介した『人物叢書 藤原頼長』も、『台記』が参考文献に挙げられています。
この『台記』、息子たちへの訓戒「努めよや、努めよや」とか、恋人(♂)との[ピーーーーーー]なことが書かれていたりしてちょっと有名なんですが、決してそういうことばかりではなく、基本的には”今日は院のところへ行った”とか、”儀式があった”みたいな、いわゆるこの時代の貴族の日記なんです。
しかも、漢文で書かれているんです。
私には残念ながら読めません…。
短い文章のところなら、なんとなーく「こんなことが書かれているのかな」と思えるところはありますけど、漢文の基礎的なことは勿論、更に独特な人名の表記、儀式について書かれている部分を読むとするならばその知識などなど、読むのに必要な知識が多すぎて理解出来ません。
でも、持っています。
現代語訳ではなく原文を持っています。古書店で諭吉さん数人出して買いました。
現代語訳が出版されていないからです。
『上皇の日本史』を書いた本郷和人先生あたりが出してくれると非常に嬉しいのですが…。
この中に推しの萌えが詰まっているのに、読めない……。とても悔しい。
でも推しの書いた文章だから持っていたいんです。
まずはここから出発するしかありませんね…。
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